2018年春季祭典

お知らせ

2016年4月9日 明永寺・山門

明永寺山門が近日中に改修工事に入ります。改修前の最後の姿になります。



沿革


 伝承館と生活センターがある場所は、江戸時代の宝永五年(1708)に再建された明永寺という立派なお寺があったところです。
 妙永寺とも言われ、今から千年ほど前、牛牧上段の寺山地籍に創建されたといわれております。松源寺の創建もこの地で、二つの寺とも小さな庵だったと思われます。
 創建以来の沿革は不明ですが、延元年間(1336〜1339)兵火で炎上。明永寺は四百年近くの間中絶していたといわれています。宝永五年になって頓譽上人(とんよししょうにん)が霊地の廃絶を嘆き、現在の地に一宇を建立しました。門前に残る南無阿弥陀仏の石碑はこのときのものです。
 元文三年(1738)には座光寺出身の高層、可圓律師が住職となりました。浄土寺として明永寺を盛況にした可圓和尚は、寺運を再興した興律開祖として、墓石にのこされております。
 可圓和尚から十六代、百八十年ほど牛牧の信仰のよりどころとして栄えた明永寺は、昭和三十年八月、岩田智成住職の死去により無住となり、寺の歴史に幕を閉じました。
 本尊や寺宝などは瑠璃光殿を造って区で大切に保存しています。毎年、本寺の西教寺(飯田市)による佛生会、供養が営まれています。
※「知ろう牛牧のむかしと今」より転記



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